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八百万の神々は出雲のどこを巡るの?出雲大社以外で神在祭を行う神社は?

 
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あんでぃ@しまね
30代後半に突入したもはやおじさん。 数年前に神話の国にドロップインしたところ、島根県の奥深さにどっぷりとハマる。 慣れない旅館業で四苦八苦しながらも、仕事の合間に田舎生活を満喫しつつ、島根情報を発信中。

神在月に出雲の国に集まる八百万(やおよろず)の神々。
出雲大社では、宿舎でもある東西の十九社でお休みになられます。
しかし、神々は出雲大社だけでなく、出雲の国中の神社を回られるため、各神社で神在祭が執り行われます。

神在祭に神様はどこを巡るのでしょう?
そして、出雲大社以外で神在祭が行われる神社は一体どこでしょうか?

本記事では7つの神社をご紹介します。

※画像は出雲大社公式ホームページより引用しています。

日御碕神社の神在祭|龍神信仰の最たる祭事

所在地:出雲市大社町日御碕
神在祭:旧暦10月11日~17日 (2019年11月7日~11月13日)
祭神:天照大神、素戔嗚尊

島根半島の西端に位置する日御碕は日本海に面していて、絶壁や変わった形の岩が目立ちます。
岬に鎮座する日御碕神社には天照大神(アマテラスオオミカミ)を祀る日沈宮(ひしずみのみや)と、素戔嗚尊(スサノオノミコト)を祀る上の宮(かみのみや)があります。
徳川家光の命によって造営された朱塗りの社殿が目を引きます。

日御碕神社では神々が出雲に集まられたことを祭神に報告をするかたちで、旧暦10月11日~17日の期間に神在祭が行われます。
その中でも注目すべきは旧暦10月14日の龍神祭
浜に龍神が到着されたことを祭神に奏上する祭儀です。
龍神とは、秋に暖流に乗って日本の海岸に泳いでやってくるセグロウミヘビ。
龍宮から遣わされた神々の先導役として信仰されています。

万九千神社の神在祭|神々の最後の宴会が開かれる

所在地:出雲市斐川町併川
神在祭:旧暦10月17日~26日 (2019年11月13日~11月22日)
祭神:櫛御気奴命、大穴牟遅神、少彦名命、八百万神

斐伊川の東岸に位置する万九千(まんくせん)神社は、立虫(たちむし)神社の境内社です。
祭神は櫛御気奴命(クシミケヌノミコト)、大穴牟遅神(オオナムチノミコト)、少彦名命(スクナヒコナノミコト)、八百万神(ヤオヨロズノカミ)。

出雲大社や佐太神社などを巡られた神々が、最後に訪れる万九千神社で最後の神議(かみはかり)を行い、直会(なおらい)という宴会をしてからそれぞれの国に帰られます。
つまり、神々が最後に立ち寄る神社なのです。
旧暦10月26日に行われるのが神等去出祭(からさでさい)。
宮司が梅の小枝で神殿の戸を三回叩き、「お立ち」と3度唱えます。
「飲み会の時間はそろそろ終わりですよ。」の声をかけるのです。

朝山神社の神在祭|神々が出雲大社の前に立ち寄る

所在地:出雲市朝山町
神在祭:旧暦10月1日~10日 (2019年10月28日~11月6日)
祭神:真玉著玉之邑日女命、神魂命、大己貴命

「出雲国風土記」にも記されている歴史ある朝山神社は、188メートルある宇井多伎山の山頂近く、朝山森林公園内に鎮座しています。
祭神は真玉著玉之邑日女命(マタマツクタマノムラヒメノミコト)、神魂命(カムムスビノミコト)、大己貴命(オオナムチノミコト)。
神魂命の娘の真玉著玉之邑日女命は美貌の女神と言われ、大己貴命(のちの大国主命)の妻となった。

朝山神社は出雲大社の前に神々が訪れる場所。
旧暦10月1日~10日まで神在祭が奉仕され、境内には神々の宿・十九社があります。

神原神社|かつては神等去出祭も行われていた雲南市の古社

 

所在地:雲南市加茂町
神在祭:11月26日
祭神:大国主命、磐筒男命、磐筒女命

出雲国風土記にも記載されている古社。
もともとは古墳の上にあったといい、この古墳からは「景初三年」が記された三角縁神獣鏡(サンカクブチシンジュウキョウ)が出土しています。
祭神は大国主命(オオクニヌシノミコト)、磐筒男命(イワツツノオノミコト)、磐筒女命(イワツツノメノミコト)。

神原神社の神在祭は、かつては神等去出祭(カラサデサイ)が行われていましたが、現在は10月26日に祝詞を奏上しています。

佐太神社|神々を山からお見送りする神事

所在地:松江市鹿島町
神在祭:11月20日~25日
祭神:佐太大神など12柱

松江市の郊外、三笠山を背にして3つの本殿が並ぶ佐太神社は出雲国二の宮。
祭神は佐太大神(サダノオオカミ)などの12柱の神々。
佐太神能はユネスコ無形文化遺産に登録されています。

佐太神社の神在祭は11月20日に神迎え神事、11月25日に神等去出祭(カラサデサイ)神事が行われます。
この期間は「お忌み」と呼ばれていて、境内は青木の葉とわら縄で結界されます。
25日、神々は佐太神社から2㎞離れた神目山(カンノメヤマ)から旅立つとされており、暗闇の中神職と参列者が列をなして斎場へ向かいます。
さらに11月30日に止神送(シワガミオクリ)神事がおこなれます。これは25日に帰らずに残られていた神様をお送りする祭儀。
いつまでも帰らずに宴会を続ける神様もいるということでしょうか。

多賀神社|山登りの後に恵比寿様の魚釣りを見物する

所在地:松江市朝酌町
神在祭:11月25日~26日
祭神:素戔嗚尊

松江市を流れる大橋川のほとりに鎮座する古社で、祭神は素戔嗚尊(スサノオノミコト)。
神在祭は11月25日に行われます。
八百万神は佐太神社から多賀神社に移動し、神社の裏にある魚見山(古墳)に登って、エビス神が魚を釣るのを見物します。
当日は氏子は漁をしないのが習わしとなっています。
夜には、多賀神社で直会が催され、参道にはしめ縄が張られ、境内には誰も入れません。
翌26日にしめ縄が外されて祭りが終わります。

売豆紀神社|佐太神社での神議の打ち上げ会場

所在地:松江市雑賀町
神在祭:12月3日
祭神:下照比賣命

松江駅から約1㎞南の住宅街の丘に鎮座する売豆紀(めづき)神社。
祭神は大国主命の娘の下照比賣命 (シタテルヒメノミコト)で、子宝のご利益で知られます。
歴代松江藩主内室が売豆紀神社のご利益により世継ぎを得たと言われています。

神在祭の12月3日には祝詞が奏上されます。
言い伝えによれば、佐太神社に集まられた八百万神がここで直会を催すとされています。

熊野大社|近年、神在祭が復活した出雲国一宮

所在地:松江市八雲町
神在祭:旧暦10月11日〜10月26日 (2019年11月7日〜11月22日)
祭神:熊野大神櫛御気野命

松江駅の最南端に近い八雲町にある、出雲大社と同格とされる出雲国一之宮・熊野大社。
江戸時代には神在祭を行っていた記録があるようですが、いつからか奉仕されなくなったようですが、近年神在祭が復活しています。

旧暦10月10日の夕刻に神迎祭が奉仕されます。

旧暦10月11日の午後二時より、祈祷祭の形式にて、
全国からお集まりになられた八百万の神々に参拝者のお願いごとを取り次いでいただけます。

⏩参考記事:出雲国一宮・熊野大社の神在祭について

出雲大社以外でも神在祭が多数行われています

以上、神在祭が行われる神社のご紹介でした。
出雲大社の祭事だけでなく、八百万の神々の足跡をたどってみるのも、幸縁(こうえん)をいただくきっかけになるかもしれません。

気になる神社があればぜひ足を運んでみてください!

⏬神在月の詳細はこちら

2019年神在月(神無月)の出雲大社|3分でわかる神在祭完全ガイド

⏬神在祭が行われる5社限定の記念印に関してはこちら

【神在月期間限定】御朱印好きのあなたも神在5社の記念印で幸縁を結ぼう!

 

⏬熊野大社の神在祭の詳細はこちら

出雲国一宮・熊野大社の神在祭について

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