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島根のECサイト(オンライン通販)事情を考える〜第2回|IMAGINE.COFFEE 岸本さん

 
島根のECサイト(オンライン通販)事情を考える〜第2回|IMAGINE.COFFEE 岸本さん
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あんでぃ@しまね
30代後半に突入したもはやおじさん。 数年前に神話の国にドロップインしたところ、島根県の奥深さにどっぷりとハマる。 慣れない旅館業で四苦八苦しながらも、仕事の合間に田舎生活を満喫しつつ、島根情報を発信中。

こんにちは、アオイと申します。

この度ご縁を頂きまして、トリセツシマネさんの場をお借りして、不定期に寄稿させていただけることになりました。
トリセツシマネ編集長のあんでぃさん、読者の皆さん、よろしくお願いします!

 

さて、2020年4月初旬頃から、島根県にも本格的にやってきたコロナショック。
様々な影響を及ぼしていますが、こんな時だからこそ、「活路を見出す」事を考えていきたい。
そんな思いから、今回の企画はこちらです。

「コロナショックの今、島根のECサイト(オンライン通販)事情を考える」

 

人同士の密な接触を避けなければいけない、という制約の中、様々な業種で新しい取り組みがなされています。

例えば、島根では本格的に取り組んでいる企業はまだそこまで多くない、ECサイト。

人同士の密な接触を避けられる上、これまで商品を届けられなかった遠方のお客様にも届けられる、通信販売。一方で企業にとっては、決してメリットだけではないのもまた事実。

 

オンライン通信販売に取り組む企業という視点で、いくつかの島根の現場を取材していきます。
第2回の今回は、IMAGINE.COFFEE代表の岸本さんにお話を伺います。

以下、インタビューをお届けします。

 

 

1:まずは、IMAGINE.COFFEE(以下、イマジン)さんの、これまでのお店の歴史を教えてください。

今から8年前に松江の伊勢宮に出来た、スペシャルティーコーヒーを扱うお店です。
もっと遡ると、その前にも松江市の郊外でお店をやっていました。
自分で焙煎を始めたのは伊勢宮にお店を構えてからです。

始めた頃は自分一人だけだったので、単純にコーヒーを飲む場所、という感じでした。
ただ、結構長い時間営業してたので、本当に人が行き交う場所になってくれました。
コーヒーがいろんなものを繋ぐ、面白い場所というか。
コーヒー屋として営業しながら、コーヒーを販売するだけじゃなく、人とのコミュニケーションに興味が湧いてきました。

お店の歴史としては、伊勢宮とは別に、2019年に焙煎所(IMAGINE.COFFEE ROASTERYを構えました。
焙煎所を、松江らしい良い景色のところでやりたいと以前から思っていて。
それで、松江市役所の目の前にある、老舗和菓子屋さんの跡地を改装して始めました。
焙煎所は建物の1階で、2階も借りて欲しいということで、元々カレーが大好きだったので、カレー屋(SUPREME HoTEL)を2階で始めました。

2:イマジンさんのホームページを拝見すると、「スペシャルティコーヒーを専門に焙煎している珈琲店です。」とあります。
イマジンさんで提供されているコーヒーの特徴、他のお店との違いについてご説明いただけますか?

スペシャルティーコーヒーは、高品質なのは絶対条件なんですけど、それよりもっと他に、誰がどこの国でどんな風に作ったコーヒー豆なのか、いつ作られた豆なのか、新鮮なのか、っていうのが、透明性があって情報も追いかけていける。
そんなコーヒー豆を取り扱っています。

 

3:お店を経営されていく中で、ECサイトを立ち上げた時期と、そのきっかけについて教えていただけますか?
また、ECサイトを持つことで、様々なメリットや、逆に大変なことなども出てきたかと思いますが、お店にとってどのような変化がありましたか?

ECサイト自体は、自家焙煎を始めた頃、割と最初からあったんですけど、正直立ち上げただけでした。
きっかけとしては、伊勢宮のお店に観光客の方がけっこう来てくれて、お店で飲んだのが美味しかったので、また買いたいという声があって、それがきっかけですね。

ちゃんと力を入れてやり始めたのは、コロナの影響が出て来てからです。
コロナの影響でスタッフを休業にしてたんですけど、コーヒー自体の需要はありました。
でも、お店にはなかなか立てないから、通販を強化したかったんですよね。

立ち上げたことによる変化としては、お店の営業も徐々に再開していく予定なので、それが分かるのはまだこれからかな、と思います。
ただ、うちの場合は、不特定多数の人に投げかけるECサイトじゃないし、そうあるべきでは無いと思ってます。
うちに来たことがある人、もしくは誰か人におすすめされた、みたいな人に向けてやっています。

これからECサイトがすごく忙しくなるかどうかは、正直わからないですね。
普通、ECサイトをきちんと構えるなら、オンライン対応の為のスタッフとかがいると思うんですけど、うちはそういうんじゃ無いかなと。

でも、コロナがきっかけでECサイトをきちんと整備したので、お客さんにとっては注文もしやすくなったかなと思います。
遠くから購入したい人には、けっこう今後も便利かなと。
うちのことを全く知らない人が買うっていう感じでは無いから、お店の営業、オフラインあってこそのオンラインかな、と思います。

 

4:ECサイトも拝見しました。スマホでも使いやすいです。
商品もコーヒー豆だけでなく、ドリップバッグ、豆の定期配達便や、コーヒーカルチャー誌など、種類が豊富ですね。
ECサイトに本格的に力を入れ出したのは最近とのことですが、ECサイトのお客様に傾向などはありますか?
やはり遠方の方や、これまでイマジンを利用されたことのある方が多いのでしょうか。

買われる方の傾向としては、コロナで外出しづらいのが原因かわからないですけど、今のところ、島根県内の方もけっこういます。
県内の方半分、県外の方半分、ってところでしょうか。

あと、女性が多いですね。
理由は分からないですけど、女性の方がオンラインの買物に慣れているのかもしれないです。
うちの場合は、注文をたくさんすればするほど、送料とかがお得になるシステムになっているんですけど、そういうのに反応するのも女性の方が多いような気がします。

 

5:ここで、コーヒーにそこまで詳しくない、イマジンに来店したこともないお客様がいらっしゃると仮定して、その方がイマジンさんのECサイトで何か購入しようとなった時、商品の選び方として、おすすめはありますか?

うちの豆のどれがお好みかご存知でない方、ということですね。
元々、ECサイトを立ち上げたばかりの頃は、販売しているのは200g単位の豆だけだったんです。でも今は100g単位で選んで買えるようにしました。
うちの商品で好みの豆がわからない状態であれば、100gずつの豆を数種類購入してみて、色々と飲み比べてみるのがおすすめかな、と思います。

あとは、豆みたいなコーヒー屋としてわかりやすい商品だけじゃなく、変わった商品もあるので、そういうのもぜひチェックしてみて欲しいです。
例えば、「うちの焙煎所で、他のお客さんにコーヒーを振る舞う権利」を販売してます。
これ、自分としてはけっこう面白いなと思っています。意外と成り立ってます。
ECサイトでドリップバッグをまとめて買ってもらって、ロースタリー(焙煎所)に置いておいて、お店に来た人にどうぞ自由に飲んでください、という感じです。

購入した人の情報もお店に行くとQRコードで知ることが出来て、飲んだ人が奢ってくれた人にお礼も言えたり出来ます。
コーヒーにまつわる「権利」を販売してる感じですね。
これを機に、権利系の物は思いついたら色々やりたいと思っています。

あとは、デリバリー。
コーヒーの定期便ですね。
毎月2回、オススメの豆、焙煎したばかりのフレッシュな物を説明書つきで送るやつです。
元々は創業当初からお店でやってたんですけど、ECサイトでも始めました。

コーヒーも種類によって、本当に味が千差万別なんです。
自分の好みって、なかなかわからなかったりするから、こちらが送ったその中から、自分の好みも見つけて欲しいし。
普通の販売よりも、もう少し踏み込んだ豆の説明、生産者情報とかも入れてますね。
その辺りも面白がってくださるといいなと。

6:今回、お店の存続の為と、コロナ収束後に開催する飲食イベントの開催費として、6月末までクラウドファンディングに挑戦中と伺っております。
途中経過を拝見しましたが、1週間で最初の目標額を達成し、現在ではネクストゴールに挑戦中ですね。
これまで支援して下さった方達、そして、これから支援してくださるかもしれない方に向けて、今回のクラウドファンディングの意図と、改めてメッセージをお願いできますでしょうか。

まず、どういうクラウドファンディングかというと、目的としては、コロナが収束したらイベントを開催したい、というのが1つあります。
元々は、コーヒー、カレー、チョコレートをモチーフにした、C!C!C!というイベントがあって、それを何度かやって来ました。
でも、コロナの影響で、今年は例年通りにやるのは難しくなって。だったら、C!C!C!そのままは難しくても、テーマとして、島根とか地元にフォーカスしたイベントをやりたいなと。

周りのお店を見ていても、本当にコロナの影響で経営がしんどい、っていう声が多いですし、まだまだ影響は続くんじゃないかと思います。
しんどい、しんどいの話しか出てこないので、楽しいイベントをやることを目標にして、ちょっとでも明るい気持ちになりたいなと。

でも、そのイベントを成立させるためには、前提として、イマジンがきちんと営業を続けていないといけないんです。
楽しいイベントをやる、でも、まずこの経営的にしんどい時期を何とか乗り越えたい、なんとかしたい、と思って始めたクラウドファンディングです。

目標金額は最初、300万円に設定してました。
でも、ありがたいことに1週間くらいで達成しまして、今はネクストゴール、500万円を目指してやっています。
クラウドファンディングのシステム的に、期間が終わるまではどういう方が支援して下さったのか分からないようになってるんですけど、なんとなく支援の内容を見ていると、イベントを楽しみに支援してくださってる方も一定数いらっしゃるんですけど、イマジンというお店を応援したいから支援するよ、という方も沢山いらっしゃって。

それ自体はとてもありがたいですし、嬉しいなと思う一方で、もう少し、イベントを楽しみにして支援してくださる方も増えるといいな、と思っています。
そういう方向に向かうように、色々情報発信を頑張っています。
イベントについてこんな風にしますよとか、決まっているところを発表していきたいですし、イベントに興味を持ってもらえたらなと思っています。

お店の現状(この取材は6月5日)としては、4月からは伊勢宮店の方だけを限定的に開けてたんですけど、焙煎所とカレー屋も少しずつ再開させていこうと思ってます。
伊勢宮店のモーニングがまだ出来なかったり、カレー屋の方はお昼だけの営業だったり、限定的ではあるんですけど、状況を見ながら開けていけたらいいなと思っています。
最新の営業時間などは、お店のFacebookページやInstagramに載せていくので、そちらも見ていただけたら嬉しいです。

 

(インタビューを終えての所感)

代表の岸本さんとは以前からの付き合いで、イベントでご一緒したこともあります。
普段から繋がりがあるので、コロナでお店が本当に影響を受けてるんだな、というのをひしひしと感じていました。
お話を伺って、「オフラインあってこそのオンライン」という言葉が印象的です。本当にその通りだな、と思いました。

この記事が、イマジンさんにとって、そしてイマジンさんのお客様にとって、少しでも良い橋渡しになれたら嬉しいです。

 

岸本展明(きしもと・のぶあき)さんプロフィール

1986年、島根県松江市生まれ。
2009年、松江市内にてIMAGINE.COFFEEを始める。
伊勢宮に移転したタイミングで自家焙煎をスタート。
コーヒーとカレー、そしてお酒をこよなく愛する。
好きな音楽家は細野晴臣。
信頼するIMAGINE.スタッフと共に、毎日楽しく営業中。

 

 

アオイ

インタビュー担当:アオイ

趣味でライターをしています。松江生まれ松江育ち。キャッチャーに憧れる人です。
星野源と同じ81年生まれなのがうれしい。人生、絶賛模索中。
好きな言葉は
「何とかなるし、何とかする」
「世界はまだ名前のついていない才能であふれているなあ」
「休む為に働く訳じゃなく、従う為に学ぶ訳でもない」
「一人を超えてゆけ」

 

 

IMAGINE.COFFEE 公式サイト http://imaginecoffee.jp/

IMAGINE.COFFEE ECサイト https://imaginecoffe.thebase.in/

【クラウドファンディング挑戦中!】コロナを耐えに耐えて収束したらイベントを開催し皆で心から思いっっきり楽しみたい! https://camp-fire.jp/projects/view/263029

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