2020年6月5日は二十四節気の芒種を迎えます|芒種ってなんだろう?
あんでぃが島根に移住して、はや7年。
島根のいいなぁと思うところ。それは季節感を強く感じるところ。
草木や虫や動物の姿が入れ替わり、
お祭りや地域の季節ごとのイベントなどが盛んにおこなわれ、
日本に住んでいることの喜びを肌で感じることができるのが島根のいいところ。
まぁ、ちょっと春と秋が短く感じますが、、、w
そして、2020年6月5日、二十四節気の暦の上では芒種を迎えることはご存じでしょうか?
有名な二至二分や四立とちがい、芒種って。。。あんまり聞いたことないですよね。
今日は少し、芒種について深堀りしてみたいと思います。
目次
芒種とは?
この見慣れない文字を解読していきましょう。
「芒」には二つ意味があります。
①すすき:山野に自生する、いね科の多年生植物。
②のぎ:稲・麦などの実の殻にある針状の毛。
おそらくここでは②ののぎのことを指しているのでしょう。
芒種とは、芒のある穀類、主に米や麦の種を蒔く時期です。
芒種は春分(昼と夜の長さが逆転する日)から、約2か月半後。
あとわずかで昼が一番長くなる=「陽」のパワーが強くなる夏至を迎えます。
芒種の時期の特徴は?
さて、この芒種の時期はどんな特徴があるのでしょう?
二十四節気をさらに三分割した七十二候を見るとヒントが得られます。
初候 「蟷螂生」(かまきりしょうず)
秋に産み付けられた卵からカマキリが帰る時期です。
あなたは、カマキリの卵の孵化を見たことがありますか?
あんでぃはうら若き小学生の時分を思い出します。
ある日、誰かが自慢げに教室に持ってきた木の枝についた丸まると太ったカマキリの卵。
数日して登校したら、教室がめちゃくちゃ騒がしい。
窓際に近づいてみると、なんと大きな卵が割れていました。
周りには5mm程度の淡い色をしたミニカマキ達が無数に散らばり、小学生達をパニックに陥れていました。
弱肉強食の世界に生きる昆虫たちはたくさんの子供を産まないといけないんだ、と世知辛い世の中の理を学んだ芒種の一日でした。
でもね、そんなカマキリたち。
じつは農作物を食べることなく、害虫を食べてくれる”益虫”なんです。
だから、卵を見つけたら、大事に見守ってあげてくださいね!
次候 「腐草為蛍」(くされたるくさほたるとなる)
水辺に棲んでいると思われがちなホタル。
じつは、野原でも蒸れて腐りかけた草の下でも灯りをともすそうです。
毎年、6月2週目あたりが腐草為蛍の時期ですが、今年も予想では2週目あたりがピークとなりそうですよ。
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末候 「梅子黄」(うめのみきばむ)
6月3週目ごろに当る末候では、梅雨入りの時期。
ちょうど同じ時期に梅の実が薄黄色に色づく頃合いで、梅雨とは「梅の実が熟す頃の雨」という意味です。
山陰地方では悩ましい湿度。
黴(カビ)が生えやすい季節なので、「黴雨(ばいう)」と書くこともあったそうです。
二十四節気の芒種とは、季節の変わり目の時期
以上、芒種をすこし深堀りしてみました。
芒種の時期には、「陽」のパワーが強まり、生命の誕生の時期とも言えますね。
一方で、暑くてじめじめとした梅雨の時期にもなります。
空調をつけるのに悩ましい時期ですが、体調を崩さないよう、気を付けてくださいね!
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