観光業界の経験7年間の移住者が、奥深い島根の魅力を発信します!

僕は絞ったスポンジになるために旅へ出るのだ。

 
この記事を書いている人 - WRITER -
あんでぃ@しまね
30代後半に突入したもはやおじさん。 数年前に神話の国にドロップインしたところ、島根県の奥深さにどっぷりとハマる。 慣れない旅館業で四苦八苦しながらも、仕事の合間に田舎生活を満喫しつつ、島根情報を発信中。

旅してますか?

心が震える景色
右も左もわからない土地
今まで出会ったこともないような人

自分というちっぽけな存在を未体験ゾーンに放り込んだ時、ちっぽけな自分の心の中に発生する化学反応。
そんな日常では味わえない特別な感覚、最近味わっていますか?

旅について思うこと

旅は「僕」という人間を構成する大きな要素の一つ。

中学生の時から国内の鈍行列車の旅を始め、大学生の時に初めて海外へ。
アジア、中東、南太平洋、オセアニア、ヨーロッパと20カ国近く旅をしてきた。

進路、就職、結婚。
旅の間に考えたことや決断したことは、その先の人生に大きな影響を及ぼしてきた。
大きな決断はほぼ旅によって決意を固めたといっても過言ではない。

そして、旅をすることが生きる糧になってきた。
きついバイトや仕事のストレスも、スケジュール帳に書かれた旅の予定のおかげですべて乗り越えられてきた。

旅は今までの人生の原因でもあったし、結果でもあった。

人はなぜ旅をするのだろう?

旅をするのにそんな野暮な質問はいらないと思う。
でも、ずっと考えてきた。
だって、こんなに旅に恋い焦がれてきたのだから。

そして、現時点での結論は
日常と自分というアイデンティーを捨て去ること
だと思っている。

普段、僕らは日々当たり前のことを当たり前のように捉えて生活している。

朝起きて、家族がいるのが当たり前。
朝ごはんを食べて歯磨きするのが当たり前。
季節に合わせて洋服を着替えて、仕事にいくのが当たり前。
仕事場でいつもの同僚と顔を合わせて、いつも通りの業務をするのが当たり前。

そんな当たり前の生活に、いちいち感動していたら時間がいくらあっても足りない。

旅は違う。

朝起きて、何をするかは自分次第。
朝ごはんを食べるかどうかも自分次第。
普段慣れない気候を考えて洋服を選び、どこにいくかを考えるのも自分次第。
出会う人は初めての人だらけ。
自分のことは知らないから、自分という人間をどう出していくかも自分次第。

旅先ではすべてが非日常で、自分という存在を知る人もいない

そしたら何が起こる?

新しい刺激が脳をたくさん刺激する。
普段感じないことを感じる。
普段考えないことを考える。

旅はしなくてはいけないことをすべて排除してくれる

水を含んだスポンジより、絞ったスポンジの方がよく水を吸収する。
新たな感覚、新たな思考を手にいれるには、今あるものを捨て去ることが必要。
その点、旅は便利だ。
普段悩んでいる人間関係も、日々の忙しい毎日も、すべてぎゅっと絞って捨て去ってくれる。

すべてから開放された自分はどうなる?

自分という人間はどんなことをよく考えるのか?

自分という人間が何が好きなのか?

いろんな自分が見えてくる。

日常では自分を完全に捨て去ることは難しい

鏡の法則って言葉を聞いたことがあるだろうか?

自分と同じような人が自分の周りに集まる
周りの人は自分の写し鏡

といった意味合い。
これは人だけでなく環境にも当てはまる。
つまり、周りの環境や雰囲気は今の自分に合わせて自分が作り出しているということ。

自分に合わせて築き上げた日常の、慣れた環境の中で、

本当に自分がやりたいこと

本当の自分が欲しているもの

を突き詰めていくことはとても難しい。
子育てをしているお母さんがどうしても仕事にでたいと思ったり、
家族のために勤めに出ているお父さんが事業を立ち上げたいと思ったり、
周りの環境を優先したら、迷惑がかかるかもしれない。

自分を押し殺して、周りに同調していくこと
それが社会にでること=大人になることだと教わってきたんだし。

気づいているでしょ?

でも、本当はそうではないことを薄々みんな気づき始めている。

「高度経済成長、終身雇用」

の時代は遠い昔の物語。

「好きなことを仕事にしよう!」

というメッセージは今や至るところで見かけるようになった。
嫌なことに背を向けて、生きていける環境が整ってきたし、許される時代に少しづつ変わってきた。

でも、頭ではわかっているけど、どう行動したらいいかわからない。
そりゃそうだ。
周りの環境が変わらなければ「普段通り」に振る舞い、今まで通りに考える方が楽に生きられるから。
だからわかっていても変えることはとても難しい。

”理想の未来”と”変わらない今”のギャップに悩んでいる人がどれだけ世の中にいることか。
僕はそんな風に悩み続けている大勢のうちの一人だ。

皆既日食という非日常

6月末から2週間ほど旅に出る。
行き先は南米、チリ。
理由はとっても単純。

僕の誕生日に皆既日食が見られるから。

ただただそのために片道1日以上の時間をかけて、地球の裏側に飛んでみる。

引用:ドライバータイムス

きっかけは3年前。
インドネシアのスラウェシ島で見た皆既日食。
雨季の中で迎えた日食だったが、日食の時間帯は完璧な天気だった。

感情とかではなく、心の底から湧き出てくる熱い思い。
自然と涙が溢れ出た。
僕はまた生まれた、と思った。
その場にいた人たちと感動を分かち合った。
国籍なんて関係ない。
同じ”人間”として、みんなで分かち合った。

旅で何を得られるかなんてわからない

ただただ、皆既日食をまた味わいたい。
今回の旅はその一心で計画してきた。

悩み続ける中で、新たな視点や考えを取り戻したい。
だから乾いたスポンジになるべく旅に出る。
旅で何を得られるか、どう変わるのか。
そんなものはいく前からわかるわけなんてない。
わかっていたら旅ではないのだ。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

この記事を書いている人 - WRITER -
あんでぃ@しまね
30代後半に突入したもはやおじさん。 数年前に神話の国にドロップインしたところ、島根県の奥深さにどっぷりとハマる。 慣れない旅館業で四苦八苦しながらも、仕事の合間に田舎生活を満喫しつつ、島根情報を発信中。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です