海外在住の友人が一時帰国してたので久々に再開することになった。
「東風(こち)のそばが食べたいなぁ」
と彼女からリクエストがあり、一緒に行ってきました。松江の名店、東風。
9号線を走っていて、お店前の行列を見かけるたびに思い出す。あの喉越しと香りのハーモニー。
(僕も東風のそばがたべたいなぁ)
友人と名店のそばとの再会にわくわくしながら、ついにその日を迎えました。
平日水曜日の12時過ぎ、東風の暖簾前にたどり着いたわけです。
この日は、運よく行列もなく、ほぼ並ばずに入店できました。
松江の昭和を感じる店内のスペース感

レトロというにはちょっとイメージが違う昭和然とした店内。
そう、この狭さがいいんだよな、ってカウンターやテーブル席でいっぱいのお客さんを見渡す。
島根にやってきたころを思い出します。
(新しいお店はスペースにゆとりがあるね!)
都内の店となると、いかに省スペースで客席を増やすのかが命題。
コンパクト=正義みたいな風潮がまかり通っている。
空間にゆとりのあるお店では、それなりの価格になるわけで。
それがホテルラウンジとドトールでのコーヒー一杯の価格差になる、と。。。
一方、東風みたいに古い建物に入ると、通路や席のスペースの感覚は、手狭というより機能的。
松江城のあたりに残る武家屋敷、小泉八雲旧館でも同じ気分を味わえる。
【都内の今】と【松江の昭和】に共通点を感じながら、メニューを眺めます。

十割は残り1杯分とのことだったので、お友達にお譲りしまして。
初めまして、の二八のとろろそばを注文してみました。
ここで出雲そばうんちく語りだすあんでぃ
そうそう、出雲そばって出雲市のイメージあるかもだけど、発祥は松江なのよね。
お殿様がお弁当として持ち運ぶために割子を使って。
その割後ももともとは四角形だったんだけど、端っこ洗うのが大変だから丸くなったんだよ。
そうそう、出雲そばって信濃松本藩主だった松平直政公が松江藩主になる際に、信州のそば職人を一緒に連れてきたことがルーツ。
その時に思ったんだけどさ、これってそばの里帰りじゃないかって。
2000年以上さかのぼるけどさ、出雲の国譲りの時に、諏訪に落ち延びっていった建御名方神(タケミナカタ)。
彼がその時すでに出雲で栽培されていたそばと農家を信州に連れて行った。
そして、長い時を経て、出雲に信州そばの調理方法が戻ってきた。。。
としたらロマンあるよねぇ。
なんて夢見ていたら、とうとう目当てのおそばがやってきました。
東風の二八とろろそばの食感たるや!

お見事なとろろそばがやってきたぞ。
こんもりしたそばの上にとろろとかつおぶし、刻みのりにねぎ。
たまごでさらにとろみが増すのがうれしいね。

つゆはほのかな甘みを感じます。

出雲そば食べるなら、そりゃ十割だろ!
って十割信奉者だったのですが、正直に言います。
とろろそばは二八の方がいいかも。
いやぁ、とろろのトロトロ感と二八の程よいのど越しがベストマッチなんですよね。
そりゃ、割子の時は十割の方が香りが引き立っていい。
ただしかし、他のそばの時は二八って選択肢もありだな、って思わされました。
ただね、それもこれも東風の主人のきめ細やかなそば打ちの賜物なんでしょうね!

私の連れは二八の鴨せいろ。
東風といったら鴨でしょーってくらいの定番メニューです。
さて、久々の東風で二八の良さを再確認したわけですが、やっぱり島根ではそばを気軽に食べられるってのは幸せなことだなぁ、って思います。
埼玉生まれの私には、そば屋でそばを食べる機会はあまりなかったんです。
地元でそばを食べた記憶はなんと一度しかありません。
古くから残る食文化が色濃く残るこの土地で、そば探求をこれからも続けていきたいな、と思った次第です。
| 店名 | 手打ちそば 東風(こち) |
| 住所 | 島根県松江市雑賀町237-3(google map) |
| 電話番号 | 0852-67-2618 |
| 営業時間 | 11:30 ~ 15:00(L.O. 14:30) ※蕎麦がなくなり次第終了 |
| 定休日 | 日曜日、月曜日 |
| 駐車場 | あり(4台分) ※店舗から南へ約10mの角にある駐車場の指定区画(②③⑦⑧⑨番) |
※店舗情報は執筆当時のものです。

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