artos Book Store|小さな町の小さな本屋さんは感性を刺激してくれる空間だった

artos Book Store|小さな町の小さな本屋さんは感性を刺激してくれる空間だった

小さな町の小さな本屋さん。

蔵書は決して多くない。万人に受けるような新刊はおいていない。

小さな個人店だからこそできること。

そんなこだわりの先に出来上がったお店を一言で表すならば、「感性を刺激する空間」。

 

artos Book Store(アルトスブックストア)

松江市南田町にある不思議な本屋さんをご紹介します。

ここは本当に本屋さん??

とある夏の昼下がり。

本好きの友人と訪れたのは、以前からとっても気になっていたartos Book Store。

artos Book Store|小さな町の小さな本屋さんは感性を刺激してくれる空間だった

「町の本屋さん」のイメージからは程遠い、木のぬくもりとともに感じるおだやかな外観。

少しわくわくしながら、ドアに手をかけました。

artos Book Store|小さな町の小さな本屋さんは感性を刺激してくれる空間だった

お店に足を踏み入れて感じるのは、昔ながらの町の本屋のイメージとは一線を画した明るく開放的な店内。

 

artos Book Store|小さな町の小さな本屋さんは感性を刺激してくれる空間だった

壁際に並べられた書籍は非常にユニークです。

グルメ、映画、ファッションや空間デザインなど、衣食住をテーマにしたセレクションの数々。

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絵本も数多く並んでいるのですが、厳選されている印象。

 

artos Book Store|小さな町の小さな本屋さんは感性を刺激してくれる空間だった

個人的に目に入ったのが、カウンター下の棚に置かれた年季の入った書籍の数々。

新しさの中に歴史も感じさせます。

 

artos Book Store|小さな町の小さな本屋さんは感性を刺激してくれる空間だった

本屋に靴??

そう、足元にも気を使ってくれるお店なのです。

 

artos Book Store|小さな町の小さな本屋さんは感性を刺激してくれる空間だった

窓際にはコッツウォルドハニーや、季節限定・酢造発酵場SUさんの桃ドレッシングなど、こだわりの食品の数々が並んでいました。

 

小さな本屋さんだからできること

お店をぐるりと堪能した後、店主の西村さんにお話を伺いました。

すると、「小さな本屋だからできること」を追求してきたことが伝わってきたのです。

 

店主のつながりから始まる企画展

取材に訪れた当日は、木村硝子店の展示販売会が行われていました。

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様々な形のグラスが並んでいて、まさに夏の食卓を涼しくしたくなるような気持ちに。

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西村さんは大学卒業後に都内で就職しました。

お父様の跡を継ぐために松江に戻るまでの4年間は東京で生活。

今でも続く東京とのつながりが、店内の雑貨や企画展につながっているそうです。

 

万人受けしないお店つくり

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また、雑誌コーナーには、「衣・食・住」に関わる雑誌が並びます。

個人的には旅の雑誌、TRANSITやソーシャル&エコ・マガジン、ソトコト、また空間デザインに関する書籍などがとっても興味を引きました。

それは決して万人受けするものではない選書。

ただ、好奇心から手にとってみると、何か新たな発想やひらめきを誘発してくれるような、まさに感性を刺激してくれる雑誌が並んでいたのです。

 

思わず立ち止まってしまう、そんな仕掛けを

「思わず立ち止まってしまうような、仕掛けをしのばせたい」

店主はそうおっしゃっていました。

小さな本屋はみんなが満足できる本を揃えることができない。

だからこそ、訪れた人が、「あれ?」と違和感を感じてしまうような工夫をされているのかと。

artos Book Store|小さな町の小さな本屋さんは感性を刺激してくれる空間だった

私が一番初めに立ち止まったのは音響機材でした。

音楽好きの私は、音響にこだわるお店はどうしても気になってしまいます。

Tivoli Audioは世界Audio業界名誉殿堂に選任されたヘンリークロス氏と長年のビジネスパートナーであるトム・デベスト氏によって設立されたAudioメーカー。

もともとはFM放送を実況中継するために作られただけあって、どことなくアナログのサウンドが店内を包んでいるのです。

 

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artos Book Storeオリジナルのブックスタンド。

出雲市の創業70年「須谷木工所」さんで一つ一つ手作りされた作品です。

本の厚さに合わせて仕切り板を取り外しできるので、本をインテリアとして飾ってみようかと想像を膨らませてくれます。

 

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タオルブランド、Little Sunshineの可愛らしいくまちゃん!

Little Sunshineのタオルは、表面のパイル(ループ)が紐状にねじれるロングパイルツイスト製法で東京・青梅のホットマン(株)で製造されています。

 

あんでぃの感じたartos Book Storeの魅力

本屋さんに足を運ぶ時に、期待するものはなんだろう。

欲しい本が決まっているならば、インターネットで簡単に購入できる時代。

それでも本屋さんに足を運ぶのは新たな発見を求めてのことではないか?

そんなことを考えながら訪れ、あんでぃが感じたartos Book Storeの魅力。

それは、店主の西村さんが体現するライフスタイルそのものではないかと。

 

お店に訪れる人の大半は地元の方。

地元の方に外のものを、と西村さんが張ってきた数々のアンテナによるセレクション。

その気持ちを受け取った地元の方の感性が刺激される。

そんな瞬間が毎日のように生み出されている空間なんだ、と感じたのです。

 

artos Book Storeの営業情報

最後に、店舗営業情報をご紹介します。

artos Book Store

artos Book Store|小さな町の小さな本屋さんは感性を刺激してくれる空間だった

住所 〒690-0884
島根県松江市南田町7−21
電話番号 0852-21-9418
店休日 不定休
営業時間 11:00 – 19:00
駐車場 店舗隣に3台
公式サイト
SNS
https://artosbookstore.com/

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本記事の掲載の情報は取材時のものです。最新の情報は公式サイト・SNSもしくは店舗に直接お問い合わせ下さい。

 

artos Book Storeのアクセス

 

artos Book Storeとともに訪れてみたいお店

artos Book Storeに訪れたら寄ってみたいお店をご紹介!

 

店主が選書を担当しているスーパーマーケット、ラパン。

なかなか他の店では出会わないような国内外の高級食材を取り扱っています。

松江市のスーパーマーケット・クオリティーフーズ ラパンは島根の成城石井だ!

 

同じ通りに並んでいるPays Natal

見ているだけで目を輝かせてしまうようなチョコレート。

自分で食べるのはもったいない!なんて思わせてくれる宝石の数々をお楽しみ下さい!

まるで宝石箱!ペイナタルのチョコレートは芸術品だ|PaysNatal(松江市北田町)

 

 

 

 

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