出雲-ソウル間のチャーター便が運行することで得られる3つの効果
6月6日より出雲空港-金浦空港(韓国)でチャーター便が運行されているのはご存知でしょうか?
朝日新聞デジタルによると、
10月31日まで週3回(火、木、土)1日1往復の計64往復
利用できるのは韓国からのツアー客のみ
チャーター便を運航するのはコリアエクスプレスエア社
チャーター便とは、定期便が運航していない路線に、お客さまのニーズに合わせて運航される不定期便のことです。
出雲-韓国間のチャーター便、イメージでいえばテスト運用のようなもの。
これが成功すれば、大きく3つの効果があると考えられます。
①島根県を訪れる外国人が増える(インバウンド観光客の増加)
②鳥取県との連携がますます盛んになる
③島根県から海外旅行が行きやすくなる
これらの効果を掘り下げていきます。
目次
島根県を訪れる外国人(インバウンド観光客)が増える理由
これは説明は不要かと思います。
チャーター便は韓国発の旅行者向けなので、旅行代理店がツアーを組みやすいという利点があります。
そして運行している間、韓国からたくさんの観光客が島根に訪れるので、単純にインバウンド観光客が増えます。
結果的に定期便運行となれば、更にインバウンド観光客が増えることになります。
鳥取県との連携がますます盛んになる理由
こちらは理由というよりも、すでに盛んになっているな、という印象です。
交通面で島根-鳥取間が短縮されている
前回記事で紹介しましたが、
鳥取-米子間の山陰自動車道が前線開通したおかげで、15分程度移動時間が短縮されるようになりました。
鳥取空港にきた人が、車で島根まで足を伸ばす可能性が高まりますし、
出雲空港にきた人が、鳥取砂丘を訪れる際の時間的制約が減ったわけで、
旅行者としては、山陰観光の選択肢が増えたと言えます。
知事同士が協力体制を約束
5月28日、平井鳥取県知事と新任の丸山島根県知事が会談を行いました。
参照:日本経済新聞
会談の中で、インバウンド誘致のための協力体制を約束しました。
海外の定期便誘致に関して、鳥取県と島根県では過去に争っていた経緯がありますので、この会談を機にオール山陰の機運が高まったといってもいいでしょう。
島根県から海外旅行が行きやすくなる理由
本日お伝えしたいのはこの点です。
今回のチャーター便が成功し、出雲ーソウル間の定期便が運行されるとなると、
島根県→海外の選択肢が非常に増えることになります。
ソウルの空港は世界TOP100国際空港で常に最上位圏(1-3位)を占めているほど評判の高いハブ空港(経由地となる空港)です。
wikipediaによれば、
成田 82社
と成田ほどではないものの、多くの航空会社が乗り入れをしています。
つまり、ソウルを経由して様々な国へ行くことができます。
現在: 出雲→成田or関空→ソウル→目的地
未来: 出雲→ソウル→目的地
となる可能性が高いということなんです。
山陰に住む身としては、定期便の運行に期待したい
今回のチャーター便、将来の定期便につながれば、国内の移動なしで海外旅行が可能になります。
地方に住むデメリットの一つがなくなることを期待したいところですね。
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