祝!鳥取西道路全線開通|山陰観光への影響について考えた

5月12日に鳥取西道路、鳥取西IC~青谷IC間(延長17.5km)がつながり、鳥取〜米子間が全線開通となりました。
これにより、鳥取市と米子市間の移動所要時間が15分ほど短縮され、約95分ほどに。

「令和の幕開けとともに完成し、いよいよハイウエー新時代の礎が築かれることになった」

と、鳥取県の平井伸治知事も発言しており、中国地方の交通網の改善により新たな時代の到来を予想させます。

今回の開通による山陰地方への影響についてまとめてみました。

渋滞緩和

今まで、この区間を迂回して交通する必要があったため、渋滞が発生していました。
鳥取市出身の同僚に聞いたところ、白兎神社や白兎海岸付近の国道9号線は坂やカーブが多く、非常に混雑するため、その区間の高速道路が通っているだけでも大きな違いがあるとのこと。

企業誘致が活発化する

祝!鳥取西道路全線開通|山陰観光への影響について考えた

引用:国土交通省 中国地方整備局 港湾空港部

少し古いデータにはなりますが、鳥取自動車道(岡山県〜鳥取県)が開通するまでの圏内への企業の進出数をまとめたグラフです。
それまでは横ばいに近かったものが、平成20年の一部開通から徐々に進出数が増えてきており、平成25年の全線開通で大幅に伸びています。
近隣では大都市と言える岡山との交通がつながることは企業誘致の大きな要因となっていると言えるでしょう。
一方、鳥取-島根間の交通がより便利になれば、島根県を商圏と考える岡山・鳥取の企業が島根県に進出してくることも予想されます。

企業の誘致が広がれば、雇用が生まれ、街の活性化にもつながります。

観光への影響は?

今回開通した新たなICは、

  • 吉岡温泉IC
  • 瑞穂宝木IC
  • 浜村鹿野温泉IC

これらIC近くには温泉地があり、アクセスしやすくなることで観光誘致に大きく寄与することになるでしょう。

関西・広島・岡山からの旅行プランが変化する

また、鳥取県の鳥取砂丘→島根県の出雲大社という旅行プランが今まで以上に一般的になり、岡山・関西からの観光客が増えることが予想されますし、
平成27年に全線開通した松江道(尾道松江道)により広島から増えた観光客が鳥取まで足を伸ばすことも考えれます。

鳥取、島根県の交流が活発化?

あんでぃも島根に来て7年目、実は未だに鳥取県に行けておりません。
気持ち的になんとなく遠いような気がしていて。。。

ただ、米子から約1時間半だと聞けば、ちょっと足を伸ばしてみようかな、という気になってきました。
日帰りで鳥取砂丘に行くこともそこまで苦にはならなそうですし。

こういった心理的な障壁がなくなることで、実際島根県と鳥取東部との交流も盛んになっていくのではないでしょうか?

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