島根の旅行で服装どうしよう?雪は降るの?という天気に関する疑問を気象庁さんに解決してもらった

島根の旅行で服装どうしよう?雪は降るの?という天気に関する疑問を気象庁さんに解決してもらった

島根って雪降るの??
どんな格好していったらいいのかなぁ??

冬が近づくと、初めて島根にくる旅行者の方からこんな質問いただきます。
島根って雪のイメージがあまりないらしく、高速道路のチェーン規制の話をすると結構驚かれたりします。

本記事では、島根への旅行をお考えの方向けに、気象庁さんのデータを拝借して、天気に関する諸々の疑問に答えていきます。



東京と比較してみた島根の天候は、、、

2018年の月毎の平均を東京都と島根県で比較検討してみると、

  • 気温は低め
  • 湿度は高め
  • 降水量は高く、日照時間は短い
  • 雪は降る

といった結果になりました。
この結果に関して、詳しく解説していきます。

島根と東京を比較|平均気温はどうだろう?

まずは1年通しての平均気温を見てみましょう。

各月の平均気温(℃)
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
年平均
東京 9.4 10.1 16.9 22.1 24.6 26.6 32.7 32.5 26.6 23 17.7 12.1 21.2
島根 7.1 7.8 14.8 19.8 23.6 25.9 32.2 33.7 26.1 21.9 16.9 11.2 20.1

体感的に、山陰は結構寒い印象だったんですが、年平均では一度しか変わりませんね。
ただ、1月から4月にかけて2度以上島根の方が気温が低いのが特徴です。
また、8月は島根の方が暑いと言う結果にも少し驚きました。

島根と東京を比較|湿度はどうだろう?

続いて湿度を比較してみましょう。
※相対湿度相対湿度とは、一般的に言われる湿度の事です。

相対湿度(%)
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
年平均
東京 54 56 65 66 71 80 77 77 86 74 72 61 70
島根 79 77 72 72 72 78 77 71 82 76 79 82 76

年平均では島根の方が湿度が高めです。

島根の湿度が特に高いのは12月から2月の冬の間。この時期は雪の影響により湿度が高まっているのではないかと。
でも、体感的には冬の島根の方があったかく感じるんですよね。特に雪が降った時。

雪が降るのは気温が低い時ですが、一方で湿度が高いためそこまで寒さは感じません。
また、島根では雪が降っている間はほとんど風がないので、その影響も大きい。

一方、東京は空っ風が吹いて、骨身にしみる寒さを感じる時があります。
しかしながら、山陰と言う割に年を通しての平均湿度がそんなに変わらないのはちょっと意外でした。

島根と東京を比較|降水量と日照時間はどうか?

続いて、天気の良さは降水量と日照時間から予測してみましょう。

降水量(mm)
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
年平均
東京 48 20 220 109 165 155 107 86 365 61 63 44 1445
島根 164 86 214 98 212 233 162 58 482 56 34 174 1976
日照時間(h)
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
年平均
東京 206 167 198 201 199 163 227 217 96 139 151 145 2112
島根 69 123 202 190 184 167 256 245 92 152 112 54 1851

やはり雪の影響からか降水量は島根の12月、1月が圧倒的に多いですね。5月から7月の夏も多いです。

日照時間は島根の冬が圧倒的に少なく、12月は1日平均なんと1.7時間
逆に夏のシーズンは日照時間が長いのはちょっと意外。。。

でもこのデータで冬の山陰は曇天続き、まさの陰の国であることが証明されたわけです。

島根と東京を比較|雪はふるのかどうか?

最後は降雪の深さで比較してみましょう。
降雪の深さ(cm)
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
年平均
東京 23 1 24
島根 44 76 5 124

結果は言わずもがな。島根では結構雪が降ります
特にこれは2018年の豪雪シーズンのデータなのではっきりと違いが出ています。
島根は雪のイメージがあまりないらしく、きてみてびっくりと言う方が結構いらっしゃいます。

参考記事:初雪や積雪量のデータを詳しくまとめています。
松江や出雲大社で雪はいつ頃から降る?気象庁データから島根の積雪状況を知っておこう



島根への旅行で注意すべきこと

東京都と島根県での気候の違いについてご紹介してきました。
ここで、島根県に旅行にくる方にいくつか注意点をまとめておきます。

服装や持ち物はどうすればいいか?

服装については、冬以外は東京とさほど変わらないため大きく意識することはないです。
ただ、春と秋の朝晩は冷え込むこともありますので、ご注意を。10月−11月は冬を意識した格好がいいでしょう。

冬場は雪を意識した方がいいです。
女性はハイヒールなど歩きづらい靴ではなく、歩きやすい格好を心がけましょう。

冬場の車での旅行では、チェーン規制に注意!

12月に入ったら週間天気はまめにチェックした方がいいです。

関西・岡山方面から米子道を通ってくる方は蒜山あたりの天気も要チェックです。
標高の高いところを通る米子道や松江-尾道道(やまなみ街道)は12月以降はほぼ毎日冬タイヤ規制が入ります。
スタッドレスタイヤへの履き替えを忘れずに!

もしスタッドレスタイヤをお持ちでない方は、必ずチェーンを準備しておきましょう。

チェーンを購入する際の選択のポイントとしては、

  • 雪山の中での作業なので、ジャッキアップ不要のものを選びましょう
  • 材質は金属とゴムがあるが、ゴムは価格が高め
  • 金属製にははしご型とリング型(亀甲型)の2種類があり、横滑りに強いのはリング型(雪道の運転に慣れていない場合はリング型にすべし)

価格帯は2000円〜50000円と様々ですが、上記ポイントを抑えたものはこちらです。

雪が降ると、ノーマルタイヤのままで立ち往生してJAFを呼んでいる方もみかけます。
また、準備を忘れると、高速を降ろされて雪道を数時間余計に走るなんてことも。
それでは旅行どころか修行になってしまいますね。。。
もう一度繰り返しますが、12月〜2月(たまに3月頭まで)はスタッドレスタイヤもしくはチェーンは必須ですよ!

ちなみに、島根県内でレンタカーする場合は、全てスタッドレスタイヤに履き替えていますのでご安心下さい。

飛行機の欠航に注意!

雪のシーズンは飛行機が欠航することが多々あります。
特に出雲空港は、米子空港に比べて欠航する回数が多いです。

欠航となってしまったら、電車などを乗り継いでいくことを考える必要がありますが、それも当日となると大変ですね。
雪の状況次第では前日から払い戻しをして、他の手段を考えることができることもあります。
こまめに運行状況をチェックしておきましょう。

JALの運行状況はこちら

FDAの運行状況はこちら

島根の天候を知って、服装や交通の準備をしておきましょう!

島根県の天候状況を東京都と比べると、

  • 気温は低め
  • 湿度は高め
  • 降水量は高く、日照時間は短い
  • 雪は降る

といった結果になりました。
旅行の際の服装や交通手段の参考にしてみて下さい。

 

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