【二十四節気】2020年7月22日大暑は夏の暑さがピークになるよ!
今年は梅雨明けがだいぶ後ろ倒しになり、ジメジメかつ雨の日が続いています。
ただ、7月23日は暦の上では、真夏の暑さがピークとなる「大暑」
本記事では、大暑の特徴やさらに細かい暦「七十二候」についても解説していきます!
▼二十四節気とは▼
1年を24分割して、その分割点を含む日に季節を表す名称を付けたもので、中国の戦国時代の頃に作られた。月の動きをもとにした太陰暦では毎年季節のずれが生じるため、季節を春夏秋冬のように太陽の位置で区分した。
二十四節気には12の節気と、12の中気があり、別で72分割した細かい暦:七十二候、また日本の風土に合わせた暦として雑節がある。
中気で有名なものは、二至二分(にしにぶん):夏至、冬至、春分、秋分
節気で有名なものは、四立(しりゅう):立春、立夏、立秋、立冬
大暑の特徴
2019年7月23日から立秋までの期間が大暑。
前回の二十四節気「小暑」から日は徐々に短くなっていますが、気温はさらに上がっていき、一年で一番暑さが厳しくなる時期と言われています。
小暑から大暑までの約1ヶ月間を「暑中」と呼びます。
小暑までに出すお便りは「梅雨見舞い」、小暑から大暑までが「暑中見舞い」、そして8月7日頃の立秋以降は「残暑見舞い」となります。
大暑の期間の七十二候は?
大暑の七十二候は以下の3つに分かれます。
七十二候
7月23日 初候 桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)
7月28日 次候 土潤溽暑(つちうるおいてむしあつし)
8月2日 末候 大雨時行(たいうときどきふく)
初候 桐始結花
引用:暮らしーの
桐が花を咲かせる時期です。
日本国内で取れる木材としてはもっとも軽い桐は、高級木材として筆や家具、箪笥などに用いられています。
古くから桐は鳳凰の止まる木として神聖視されていて、中世以降は足利尊氏や豊臣秀吉などもこれを天皇から賜っています。
引用:ウェザーニュース
天下人たる武家が望んだ家紋としても有名で、現代では内閣総理大臣の紋章に起用されています。
次候 土潤溽暑
溽暑 (じょくしょ)とは、じっとりと蒸し暑いことを言います。
つまり次候は「土が湿って、蒸し暑くなる」のことで、草むらからはむっとした夏の匂いがたい込める時期です。
湿り気をおびたこの時期の気分を和らげてくれるのが鮮やかな色合いの花々です。
さるすべり、芙蓉、カンナ、夾竹桃、昼顔、むくげ、ゼニアオイ、クチナシ、松葉ボタンなどなど。
引用:HOLTI
中でも夕暮れどきから花開く「オシロイバナ(別名ユウゲショウ/夕化粧、ミラビリス)」のほのかな香りは、夏の思い出と重なります。
末候 大雨時行
夏の最後の候です。
真夏の暑い時期に夕立でびしょ濡れになった経験はありませんか?
この時期の夕立は、低気圧などによる長く広く降る雨ではなく、その場その時限りの局地的な雨です。
引用:天気.jp
日中の青空にむくむくと入道雲が立ち上がったら、夕立のサインかもしれませんので、お気をつけて!
暑さ本番「大暑」は湿度と大雨に要注意!
二十四節気「大暑」と七十二候のご紹介でした。
この時期は暑さ本番でもあり、夕立などのゲリラ豪雨の時期ですので、お出かけの際には十分注意しておきましょう!
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